Le Vigneron - 生産者情報
ドメーヌ・ニコラ・ストーの当主、ニコラは、学校で栽培・醸造・経済を学んだ後、2001年から2006年までナントのブドウ園で栽培及び醸造責任者として働いていました。そして2007年に両親から6.70Haのブドウ畑と、70Haの家畜の放牧場を受け継ぎました。当初は、家族から教わった慣行農業、伝統的な醸造方法でワインを造ってきましたが、年々、様々な添加物質で造り上げるワインに疑問を持ち始め、2015年、殆ど添加物質を加えないワイン造りに舵を切りました。さらに2016年に自然派ワイン生産者達との出会いから、生産者の本来の仕事、畑での役割を認識し、実際にSO2フリーのワイン造りに挑戦し成功。2017年から畑を全てビオ栽培に転向し、醸造も全て瓶詰めまでSO2無添加にしました。
Description ‐ ワインの味わい、ブドウについて
メルジン(Merzhin)は、片麻岩が含まれた砂質土壌に植わるフォルブランシュ70%とムロンドブルゴーニュ30%の構成で作られています。手摘みで収穫された葡萄は6時間かけてダイレクトプレスされ、ファイバー製タンクで発酵。途中の段階で瓶詰され、その後、8か月間の瓶内熟成を経てデゴルジュマンされます。このワインのコンセプトは、「生きたワインを造ることによりその土地の歴史を表現する」というものです。ミネラル感と果実のボリューム感が見事に調和した絶妙なバランスのペティヤン(発砲ワイン)です。
グリーンイエローの外観が特徴で、焼いたトーストのような香ばしい酵母感に、清涼感のある青りんごや、ミントなどのハーブのニュアンスが感じられます。泡立ちは優しく、グレープフルーツなどの心地よい苦みのある柑橘の果実味が楽しめます。余韻には白コショウなどのスパイスも感じられる、魅力的な味わいです。
Région - 生産地について
メルジンは、フランスのアンジュとブルターニュの間に位置する、独自のテロワールを持った土地で生産されています。この地域の歴史に根ざしたワイン造りを目指しており、砂質土壌に含まれる片麻岩が独特の味わいとして表現されています。
Dégustation avec Fromage‐ チーズとのペアリング
メルジンは、白身魚のカルパッチョや、エスニック料理、エビの天婦羅、白身魚のフリットなどと相性が良いとされています。また、チーズとのペアリングも楽しむことができ、その豊かな果実味とミネラル感がチーズの味わいを引き立てます。