JUSTIN DUTRAIVE

祖父が植えたこれらの畑（樹齢60年から90年）は、シャペル・ドゥ・ボワの斜面（標高300から400m）に位置しています。1ヘクタールもない区画に90本以上のブドウの木が植わっている。
この土壌も花崗岩が主体で、最も人気のある地域の一つであることは間違いありません。

新進気鋭の才能。ジャン＝ルイ・デュトレーヴの長男であるジュスタン・デュトレーヴ（27）は、ジャン・フォイヤール、イヴォン・メトラ、シルヴァン・シャヌデ、そしてもちろん、父ジャン＝ルイの会話を聞いて育ちました。息子のジュスタンは、家族の友人であるジャン・フォイヤードやジュリー・バラニーのもとで研修し、オーストラリアやオレゴン州のウィラメットヴァレーで収穫を行った後（ビル・ホロランとともに）、この地の若者たちに深い影響を与えました。

ついに、ワインナリーを設立し、父親と一緒に働くことになりましたが、初めてのソロワインで自分を表現する必要性を次第に感じ、ブドウの木を探しを行う必要があると感じました。
彼は、フルーリー村の下にある「レ・ブラン」という小さな区画を借りています。南は木立と小川、東は線路、西端は小麦畑に囲まれた地味なテロワールですが、平坦で作業がしやすく、家賃が安いので、手始めには良い場所であると考えています。ジュスタンは、すぐに有機栽培に切り替え、自分が知っている唯一の方法で農業を営んでいます。暑くて乾燥した2015年ヴィンテージでは、ブドウの木が小川に近く、水はけが悪いことが功を奏しています。収穫時、ブドウは小さなビンで収穫され、より効果的なセミ・カルボニック・マセラシオンのため、タンクに入れる前に冷却されます。ジュスタンは、非常に特別なグラスファイバー製のタンクでワインを醸造しています。
ボジョレーで最もエレガントなワインがつくられるとされる、フルーリー地区周辺は、大陸性気候と花崗岩を主体とする土壌を味方につけた小区画ばかりです。