アメリとセシール・ビュシェの姉妹はこのドメーヌにおいて、7代目となります。この畑で育った2人の姉妹には、常にブドウの木への情熱があり、2人は当然のようにブドウ栽培とワイン醸造を学ぶために進学しました。

姉のアメリは、まずブドウ栽培と技術コースのBTSを取得し、コルマールでワイン貿易の学位を、ディジョンでワインとスピリッツの国際貿易の修士号を取得しました。現在、彼女は醸造を担当しています。妹のセシールは、経営学のBTSを取得した後、トゥールでワイン貿易の学位を取得し、さらにブルゴーニュで姉と同じ修士号を取得しました。ブドウ畑の仕事では姉を引き立てます。その優しさと笑顔は、ワイナリーのアンバサダーにもなっています。

コルマールの南西5キロに位置するヴェットルスハイムというコミューンに14ヘクタールの面積を有しています。テロワールは、泥灰土と石灰岩タイプの石の多い土壌と砂質粘土で構成されています。

ドメーヌは星の動きと調和させるビオディナミで栽培しています。姉妹の父は、祖父がアルツハイマー病を患っていたため、化学物質を使わないように栽培し始めました。叔父がホメオスパシーだったこともあり、一家はホメオパシーの手法をブドウ園に取り入れようと考えました。さらに、2人は、バンクーバーとフロリダを行き来しながら勉強しました。

両親が培ったビオディナミをさらに発展させるため、ABとデメターの認証を取得。学校や旅行で学んだ知識を実践しています。自分たちで堆肥を作り、馬で土地を耕し、月のサイクルに合わせてワインをつくる、2人の姉妹は土壌のあらゆる要素を最大限に活用し、それぞれのワインがテロワールを反映するよう、日々挑戦し続けています。

アメリとセシールはブドウの木を愛し、ブドウの木もまたアメリとセシールに愛を返してくれています。2人の姉妹は、空と大地が私たちに与えようとするものと調和して生きています。この土地を昇華させ、ワインに独自のサインを表現させているのです。