Présentation-アフィネ・オ・シャブリとは
アフィネ・オ・シャブリ(Affiné au Chablis)は、フランス・オート=マルヌ地方でつくられる、牛乳製のウォッシュタイプチーズ。淡いオレンジ色の外皮とやわらかな生地が特徴で、同じウォッシュタイプのエポワスを思わせる外観を持ちながらも、より穏やかで親しみやすい味わいに仕上がっています。
生地はしっとりとなめらかで、口に含むとクリーミーにほどけるやさしいコク。熟成の過程でシャブリワインで表面を洗いながら仕上げることで、ふくよかで芳醇な香りと、奥行きのある風味が生まれます。
ウォッシュタイプでありながらクセは比較的穏やかで、はじめての方にも取り入れやすい、バランスのよいチーズです。
Histoire-アフィネ・オ・シャブリの歴史
アフィネ・オ・シャブリは、ブルゴーニュに隣接するオート=マルヌ地方でつくられる、ワインと深く結びついたチーズです。「アフィネ」は熟成、「シャブリ」はこのチーズの個性を形づくる白ワインを指し、その名の通り、シャブリで洗いながら熟成されることで独自の風味が育まれます。
熟成期間は約2週間と比較的短く、その分フレッシュさを残しながらも、表皮にはウォッシュ特有の香りと色合いがゆっくりと現れていきます。時間とともに外皮の色が深まり、味わいにもわずかな変化が生まれるのも、このチーズならではの楽しみのひとつです。
ワイン文化とともに発展してきた土地ならではの、素朴さと洗練が同居した味わいが魅力です。
Région - アフィネ・オ・シャブリの生産地域
アフィネ・オ・シャブリがつくられているのは、フランス北東部・オート=マルヌ地方。シャンパーニュとブルゴーニュのあいだに位置する、なだらかな丘陵と牧草地が広がる穏やかな土地です。
この地域は、華やかな観光地というよりも、酪農や農業が静かに根づく場所。牛たちは豊かな草を食み、そのミルクからつくられるチーズには、どこか素朴でやさしい風味が宿ります。
また、ブルゴーニュの銘醸地・シャブリにもほど近く、ワイン文化の影響を自然と受けてきた土地でもあります。シャブリで洗いながら熟成させるこのチーズの製法は、そんな地域ならではの背景から生まれたもの。土地のつながりが、そのまま味わいに表れている一品です。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
アフィネ・オ・シャブリには、やはり同じ名前を持つシャブリのような、すっきりとした酸を感じる白ワインがよく合います。ミネラル感のある味わいが、チーズのクリーミーなコクとウォッシュ特有の香りを軽やかに整えてくれます。
また、樽感の強すぎないシャルドネも好相性。ミルクのやさしい甘みと重なり、よりまろやかな余韻が広がります。
少し気分を変えるなら、軽やかな赤ワインもおすすめです。ピノ・ノワールのような繊細な果実味は、チーズの風味にそっと寄り添いながら、全体をやわらかくまとめてくれます。
強く主張しすぎないワインと合わせて、ゆっくりと味わいたくなる組み合わせです。

