Présentation- ルーレ・パイナップルについて

「ルーレ・パイナップル」（Roule Ananas ）は、フランスのチーズメーカー「リアンス」（Rians） が手がける「ルーレ」シリーズのひとつ。なめらかなフレッシュチーズに、甘酸っぱいドライパイナップルとマンゴーを練り込み、渦巻き状に巻き上げた華やかな一品です。カットすると断面に美しい模様が現れ、テーブルを明るく彩ります。口に含めば、クリーミーなチーズのコクに爽やかな甘みとほのかな酸味が重なり、軽やかでフレッシュな味わいが広がります。デザートチーズとしてはもちろん、見た目の華やかさからおもてなしのシーンにもぴったりです。

ルーレ・パイナップルは、フランスの老舗乳業メーカー、リアンス（Rians）が生み出したフレッシュタイプのチーズです。クリーミーでなめらかなフレッシュチーズに甘酸っぱいパイナップルを加え、爽やかでトロピカルな味わいが特徴です。軽やかな食後のデザートや、フルーティーなワインとの組み合わせに最適な、デザート感覚で楽しめる革新的なチーズであり、冷やしてそのままお召し上がりいただけるのも魅力的です。

Histoire- ルーレ・パイナップルの歴史

ルーレ・パイナップルは、フランスの乳製品メーカーであるリアンス社によって生み出されました。伝統的なチーズづくりを大切にしながらも常に新しい挑戦を続けてきたリアンス社は、フレッシュチーズに果実を組み合わせるという斬新な発想を形にしました。その背景には、フランスに根づく豊かなチーズ文化と、時代ごとに変化する消費者の嗜好に応えようとする職人たちの探究心があります。こうして誕生したルーレ・パイナップルは、クリーミーなチーズにトロピカルな果実を合わせた新しい味わいで、従来のチーズにはなかった華やかさを食卓にもたらしました。今日では、フランス国内はもちろん、世界中で親しまれるデザートチーズのひとつとして、多くの人々に愛されています。

Région-ルーレ・パイナップルの生産地域

リアンス社のあるサントル地方は、現在「サントル＝ヴァル・ド・ロワール」と呼ばれ、ロワール川流域の豊かな自然と歴史が息づく地域です。この土地はフランスの穀倉地帯として知られ、小麦をはじめとする穀物の生産が盛んで、古くからパン作りの文化が根づいてきました。また、肥沃な土地と温暖な気候は野菜や果物の栽培にも適しており、リンゴや洋ナシ、チェリーといった果樹園の恵みも食卓を彩ります。

さらに、ロワール川流域はフランス有数のワイン産地でもあり、サンセールやプイィ＝フュメといった白ワイン、シノンやブルイィの赤ワインなど、多彩なワインが生み出されています。魚料理もこの地域の特徴で、特に川魚であるサンドル（ヨーロッパスズキ）やウナギを使った料理は、土地ならではの味わいとして知られています。

チーズも欠かせない食文化の一部で、この地方で生まれた「クロタン・ド・シャヴィニョル」は、フランスを代表する山羊乳チーズのひとつです。小ぶりで素朴な姿ながら、熟成が進むにつれて風味が変化し、地元の白ワインとの相性は抜群です。こうした農産物、ワイン、チーズを中心に据えた食文化は、王侯貴族の居城が立ち並ぶ「ロワールの古城」の歴史とともに育まれてきました。

Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン

ルーレ・パイナップルのように、クリーミーでやわらかなフレッシュチーズに甘酸っぱい果実の風味が加わったタイプには、爽やかで軽やかなワインがよく合います。例えば、フランスのロワール地方で造られるモスカデやソーヴィニヨン・ブランは、フレッシュな酸味と柑橘のニュアンスがパイナップルの甘みを引き立て、口の中をすっきりと整えてくれます。

また、アルザス地方のゲヴュルツトラミネールやミュスカといった芳香のある白ワインは、トロピカルな果実の香りと共鳴し、チーズの華やかさをさらに広げてくれるでしょう。デザートとして楽しむなら、微発泡のスパークリングワインや、やや甘口のモスカート・ダスティもおすすめです。泡の軽やかさやほのかな甘みが、ルーレ・パイナップルの滑らかさと果実味に寄り添い、食後のひとときをより華やかに演出してくれます。

エルワンおすすめのチーズペアリング

Fratelli Collavo / Prosecco Extra Dry Settolo イタリア・ヴェネト州のスパークリング。フルーティーでややソフトな甘さが魅力。フレッシュな酸味とジューシーなパイナップルに、プロセッコの柔らかな泡と甘みが溶け合い、まるでデザートのよう。