Présentation- ストラッコ・カプラについて
ストラッコ・カプラ(Stracco di Capra)は、イタリア北部・ロンバルディア州クレモナで作られる山羊乳100%のソフトタイプのチーズです。約60日以上の熟成を経て、山羊乳特有の深いアロマと濃密な味わいに仕上げられます。
外皮はほんのりオレンジがかった赤茶色で、薄くしなやかな質感。表面にはセージのようなグレーグリーンの自然なカビが見られ、洗練された表情を作り出しています。外皮を含めてそのままお召し上がりいただけます。中の生地はアイボリーから淡い黄色で、外側にいくほどとろりと滑らかに解け、所々に小さなくぼみが見られます。
口に含むと、山羊乳ならではの力強く芳醇な香味が広がり、程よい酸味とミルクの豊かなコクが重なり合います。しっかりとした旨味とマイルドな口当りのバランスが絶妙で、山羊乳チーズ好きにはたまらない奥深いアロマをご堪能いただけます。そのまま薄くスライスしておつまみにするのはもちろん、黒ライ麦パンやポレンタ(トウモロコシの粥)に添えるのもおすすめです。
Histoire- ストラッコ・カプラの歴史
ストラッコ・カプラを手掛けるのは、ナチュラルカセアリオ(Naturalcaseario)工房のチーズ職人、ジョヴァンニ・デ・マルティン氏です。彼は長年にわたり、伝統的な製法と革新的な探究心を組み合わせ、質の高いチーズを生み出し続けています。
ジョヴァンニ氏は、素晴らしいチーズを作るためには何よりもまずミルクの品質が不可欠だと考えました。そのため、アルプス原産の山羊「カモシ アータ・デレ・アルピ種」のみを育て、飼料から飼育環境に至るまで徹底的なこだわりを注いでいます。
職人の深い知識と妥協のない姿勢、そして自然への敬意から生まれたストラッコ・カプラは、イタリアのチーズ界でも一目置かれる存在であり、本物志向の人たちに愛され続けています。
Région- ストラッコ・カプラの生産地域
このチーズの故郷であるクレモナ県は、イタリア北部のロンバルディア州に位置し、豊かな水と広大な牧草地に恵まれた伝統的な酪農地域です。
自然に近い環境で育てられている山羊たちは、区画された自然豊かな放牧地で放し飼いにされ、野草や選りすぐりの天然飼料を食べてのびのびと育ちます。このストレスのない環境とバランスの取れた食事が、雑味のない上質な山羊乳をもたらします。
クレモナの豊かな自然と、山羊たちの健康を一番に考える丁寧な手仕事。そのふたつが重なり合うことで、一口食べるごとに土地の豊かさとミルク本来の力強さが伝わる特別な味わいが生まれます。
Accord Vin et Fromage - ストラッコ・カプラに合わせるのにオススメなワイン
ストラッコ・カプラの濃厚な旨味と山羊乳特有の華やかなアロマには、しっかりとした骨格を持つ熟成したフルボディの赤ワインが良く合います。豊潤なタンニンと奥行きのある果実味が、チーズの力強い風味と美しく調和します。
また、香ばしいアロマを持つ濃厚なハチミツ(栗や百花蜜など)や、チェリー、洋梨といったフレッシュなフルーツを添えるのもおすすめです。ハチミツのまろやかな甘みや果実の瑞々しい酸味が、チーズの塩気とクセを優しく包み込み、引き締まったマリアージュをお楽しみいただけます。
白ワインを合わせる場合は、コクと熟成感のある辛口の白ワインを選ぶと、山羊乳の風味を損なうことなく、口当たりを綺麗にまとめてくれます。

