Le vigneron - 生産者情報
ドメーヌ・ラルザン アンコール2022 (DOMAINE L'ALEZAN / ENCORE! 2022)は、フランスのローヌ地方に根を下ろす小規模ながらも熱心なワイン生産者、レミ・ボヌトンと妻のパトリシアによって生産されるナチュラルワインです。ラルザンは、仏語で「栗毛」を表す通り、相棒である馬の手(脚?)を借りて、トラクターの入れないような急斜面の区画の畑仕事をすべてマニュアルで行っています。夫婦のカヴィスト(ワインshップ)の友達にこのワインを飲ませると、「Encore !=アンコール!(もっと!)」と言われたのでキュヴェ名に使用しました。アンコール・2022は、彼らの手掛ける中でも特に魅力的なキュヴェの一つで、愛情を込めて造られています。
Description ‐ ワインの味わい、ブドウについて
アンコール2022はシラーを70%、グルナッシュを30%使用しており、品種毎に醸造した後にブレンドされます。このワインは30%を全房、残りの70%を圧搾しており、フードル樽とアンフォラ(ワインをはじめとした様々な液体や物品を運ぶために用いられた素焼きの容器)で1ヶ月、その後ステンレスタンクで1~2ヵ月間熟成させています。この手法により、ワインは淡いルビーレッドの色調と、食べ頃の苺のような瑞々しい甘さ、苺のコンフィチュールやわずかなスパイスのニュアンスを持ちます。その一方で、アルコール度数は13%となっており、SO2は20mg/Lと添加されています。香りの甘さに反して、涼やかな酸味が楽しめることもこのワインの大きな特徴です。
Région - 生産地について
ドメーヌ・ラザンが位置するローヌ地方は、フランス南東部に位置し、ワイン作りに最適な環境を持っています。暖かく乾燥した気候は、シラーとグルナッシュの栽培に適しており、これらのブドウから造られるワインは、濃厚でありながらも繊細な味わいを持つことで知られています。ローヌ地方は、その歴史と豊かな土壌に支えられ、世界でも指折りのワイン生産地の一つとして認識されています。
Dégustation avec Fromage‐ チーズとのペアリング
アンコール・2022の苺のようなフルーティーな風味と、涼やかな酸味は、様々なタイプのチーズとのペアリングに最適です。特に、クリーミーなシェーヴル(山羊チーズ)や、若干の塩気を持つフレッシュなブリーは、このワインの味わいを引き立てます。また、軽いカマンベールと合わせることで、ワインの豊かな果実味とチーズのクリーミーさが絶妙に融合し、口の中で溶け合うような経験が楽しめます。