Présentation- 「オルトラン・ペスト・ロッソ」について

フランシュ＝コンテ地方で作られる「オルトラン・ペスト・ロッソ」は、やわらかくなめらかな食感に、トマトとバジルを使ったレッドペストの層を重ねたチーズです。クリーミーな旨みとハーブの香りが調和し、ひと口で地中海の味わいを楽しめます。

使用されるミルクは、チーズ工房から平均40km以内の酪農家で搾られたもの。地域に根ざした新鮮な原料をもとに、品質と風味を大切に仕上げられています。

パンに塗ったり、サラダに加えたりするだけで、料理に彩りと豊かな香りをプラスできる「オルトラン・ペスト・ロッソ」。チーズプレートに添えれば、見た目にも華やかな一品としてお楽しみいただけます。

Histoire- 「オルトラン・ペスト・ロッソ」の歴史

「オルトラン・ペスト・ロッソ」は、フランシュ＝コンテ地方のチーズメーカー Fromagerie Milleret（ミルレ社） によって開発されました。ミルレ社は、長年にわたり白カビタイプやクリーミーなソフトチーズを手掛けてきた生産者で、地域に根ざした製法を守りながら新しい味わいの提案も行っています。

その一例として誕生したのが「オルトラン・ペスト・ロッソ」です。やわらかなソフトチーズに、トマトとバジルを使ったレッドペストを加えることで、日常の食卓でも楽しみやすい新しいスタイルのチーズに仕上げられました。

地域の乳を使った確かな品質と、現代的なアレンジが組み合わさったこのチーズは、家庭料理から前菜まで幅広く活用できる存在として親しまれています。

Région-「オルトラン・ペスト・ロッソ」の生産地域

フランシュ＝コンテ地方は、この地域を代表するチーズの源であり、コンテやモルビエ、モン・ドールなど数々の名品が生まれてきました。特にコンテは古くからフランシュ＝コンテの食卓に欠かせない存在で、熟成度によって異なる味わいが楽しまれています。

また、冬の厳しい気候に備えて保存性の高い食品が発展してきたことも特徴です。ジュラ山脈一帯では燻製文化が根づき、モルトーソーセージやモルタデッラといった香り豊かな肉製品が広く親しまれています。これらはチーズやじゃがいもとともに煮込み料理に使われ、寒い季節に体を温める料理として重宝されています。

さらに、ワイン文化もこの地方を語るうえで欠かせません。アルボワやサヴァニャンをはじめとするジュラ地方特有のぶどう品種から造られるワインは、チーズとの相性が抜群で、とりわけヴァン・ジョーヌはモン・ドールやコンテとの組み合わせで知られています。こうした地酒とチーズ、燻製肉の組み合わせは、フランシュ＝コンテならではの食卓の風景を形づくっています。

Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン

「オルトラン・ペスト・ロッソ(Ortolan Pesto Rosso )」には、チーズのクリーミーさとレッドペストの爽やかな風味を引き立てる組み合わせです。白ワインでは、フルーティーで酸味のあるソーヴィニヨン・ブランや軽やかなシャルドネが、バジルとトマトの香りをすっきりとまとめてくれます。赤ワインであれば、渋みが穏やかでベリー系の香りを持つピノ・ノワールやガメイが相性良く、食卓に軽やかさを添えてくれるでしょう。

料理と合わせるなら、温かいバゲットに塗って前菜として楽しむのはもちろん、トマトやズッキーニを使ったサラダに加えると彩りも豊かになります。パスタに絡めれば、ソースに頼らなくても一品が完成するほどの存在感を発揮します。また、オリーブやグリル野菜と一緒に盛り付ければ、簡単に地中海風のチーズプレートを演出できます。