Le vigneron - 生産者情報
首都ローマから南東に約25kmの距離に位置するモンテ・ポルツィオ・カトーネにある小さなワイナリーは、まだ若い当主ダニエーレ・プレスッティとパートナーのキアラによって、国の援助を受け一から立ち上げられました。標高350mに位置する小高い丘、モンテ・トゥスコロと呼ばれるエリアにて、3haの土地を所有。その内訳は、1.5haのブドウ畑、1haのオリーヴ畑、そして残りが果樹畑です。ダニエーレとキアラは2011年のスタート時より、化学肥料や農薬を一切使用せず、ビオデナミの原則に従って耕作を行っています。
土壌は、火山活動によって形成された火山性で、火山岩や小石、砂が混じり合いながらも、石灰に比べて丸みを帯びた深みのあるミネラルを感じさせる個性的なブドウを生み出しています。醸造は自然酵母を使用し、干潮と満潮のサイクルを利用して行われ、ワインは酸化防止剤を一切添加せず、ノンフィルターで瓶詰めされます。若き生産者でありながらも、そのワインは唯一無二の味わいを持ち、素晴らしい可能性を秘めています。
Description - ワインの味わい、ブドウについて
このワインは、マルヴァージア ディ カンディア、トレッビアーノ ジャッロ & トスカーナ、ボンビーノのブドウから作られています。それぞれの樹齢は5~40年に及び、ブドウは丁寧に除梗された後、プラスティック桶で3日間マセラシオンされます。発酵はステンレスタンクで行われ、栗樽による熟成を経て、深みと複雑さを増したワインに仕上がります。
ブレンドの大部分を占めるマルヴァージア ディ カンディアは、柑橘類やアプリコットのようなフルーティなアロマとともに、ミネラル感を強く感じさせます。トレッビアーノの品種は、鮮明な酸とバランスの良いテクスチャーを、ボンビーノは柔らかさと華やかな香りを加えています。一口含むと、これらのブドウが持つ特徴が絶妙に絡み合い、洗練された味わいを生み出しています。
Région - 生産地について
このワインはフラスカーティのゾーン、特にその中でも最も高い海抜を誇るモンテ・トゥスコロエリアで生産されます。火山活動によって形成されたこの地域は、広い盆地に小高い丘が点在し、独特な地形を持っています。火山性の土壌は、ブドウ栽培に最適な条件を提供し、独特のミネラル感を持ったブドウが育ちます。清らかな空気と豊かな自然に囲まれたこの地域は、ワイン作りに最適な環境を提供しています。
Dégustation avec Fromage - チーズとのペアリング
このワインの柑橘類やアプリコット、深みのあるミネラル感は、様々なチーズと素晴らしいマッチングを見せます。特に、クリーミーなフレッシュチーズややや熟成したチーズとのペアリングはおすすめです。チーズからくる塩味と、ワインのフルーティさが織りなすハーモニーは、食事をより豊かなものにしてくれるでしょう。フレッシュチーズであれば、そのクリーミーな味わいを、熟成チーズであれば、チーズの深い味わいを引き立ててくれます。