Présentation- ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォについて
ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォ(Sottocenere al Tartufo)は、イタリア北部・ヴェネト州でつくられる、トリュフ入りのセミハードタイプのチーズです。イタリア産サマートリュフを生地に練り込んでつくられます。
「ソットチェーネレ(Sottocenere)」は、イタリア語で「灰の下」を意味する言葉。その名の通り、表面に灰やハーブ、スパイスをまとわせ、約60日間熟成させることで、独特の香りと奥行きのある味わいが生まれます。外皮は灰をまとったグレーがかったマットな質感で、中の生地はアイボリーから淡い黄色。トリュフやスパイスの小さな黒い斑点が見られます。
口に含むと、牛乳のまろやかなコクに、トリュフの繊細で芳醇な香りがふわりと広がります。外皮に使われるシナモン、ナツメグ、コリアンダー、アニス、リコリス、クローブ、フェンネルなどのスパイスが、香りに複雑さを添え、余韻にはほのかなスパイシーさも感じられます。そのまま薄く切って味わうのはもちろん、リゾットやパスタ、卵料理に少し加えると、料理全体に贅沢な香りを添えてくれます。
Histoire- ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォの歴史
ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォは、イタリアの食文化に深く根づく「トリュフ」と、チーズを灰の中で熟成させる伝統的な保存の知恵から生まれたチーズです。
イタリアでは、古くからトリュフが特別な香りを持つ高級食材として大切にされてきました。森の土の中に育つトリュフは、季節や土地の個性を映す食材として、パスタやリゾット、卵料理、チーズなど、シンプルな料理に香りを添える存在です。特にチーズのミルクのコクは、トリュフの芳醇な香りを受け止めやすく、イタリアらしい贅沢な組み合わせとして親しまれてきました。
ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォでは、牛乳のまろやかな生地にトリュフを練り込み、さらに外皮に灰やスパイスをまとわせて熟成させます。灰はチーズを乾燥から守り、香りを穏やかに閉じ込める役割を果たし、ナツメグやシナモン、コリアンダーなどのスパイスが余韻に複雑さを添えます。素朴な保存技術と、トリュフを楽しむイタリアの食文化が重なった、華やかで個性的なチーズです。
Région- ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォの生産地域
ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォの生産地は、イタリア北東部のヴェネト州です。アドリア海に面し、ヴェネツィアを中心に発展してきたこの地域は、海の幸、山の食材、豊かな農産物が集まる、食文化の多彩な土地として知られています。
ヴェネト州の食卓では、リゾットやポレンタ、魚介料理、野菜料理などが親しまれ、ワインやチーズも日常の食文化に深く根づいています。素材の持ち味を生かしながら、香りや食感の重なりを楽しむ料理が多いことも、この地域らしい魅力です。
ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォは、そんなヴェネトの食文化を感じさせるチーズです。牛乳のまろやかなコクに、トリュフの芳醇な香り、灰熟成による奥行き、スパイスのニュアンスが重なり、シンプルに切って味わうだけでも、イタリアらしい豊かな食卓を演出してくれます。
Accord Vin et Fromage - ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォに合わせるのにオススメなワイン
ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォには、トリュフの香りとチーズのまろやかなコクを引き立てる、繊細なロゼワインがよく合います。赤い果実のニュアンスやきれいな酸を持つロゼは、トリュフの香りを重たくせず、チーズ全体を上品にまとめてくれます。
スパークリングワインも好相性です。泡のきめ細かさと酸が、チーズのクリーミーな質感を軽やかに整え、トリュフの余韻をすっきりと引き立ててくれます。アペリティフとして楽しむなら、香りの強すぎない辛口の泡を合わせるのがおすすめです。
イタリアらしく合わせるなら、バルベーラのような果実味と酸のバランスがよい赤ワインもおすすめです。強すぎるタンニンよりも、赤い果実味とほどよい酸を持つタイプを選ぶと、トリュフの香りやスパイスのニュアンスと自然に調和します。ナッツやきのこ、卵料理、リゾットなどと合わせると、より香り豊かなペアリングとして楽しめます。
エルワンおすすめのワインペアリング
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フォリアス・デ・バコ / ウィヴォ・ロゼ ポルトガル・ドウロ地方の個性をそのまま表現した、軽やかで爽やかな辛口ロゼ。白桃や赤いベリー、さくらんぼを思わせる果実味に、柑橘のようなキレのある酸とミネラルが心地よく続きます。暑い季節にぴったりの、軽快で透明感のある一本です。
ソットチェーネレ・アル・タルトゥーフォのミルキーな酸味とやさしいトリュフの香りに、ウィヴォ・ロゼの繊細な果実味が寄り添います。トリュフの香りを主張しすぎず、美しくまとめてくれる上品な組み合わせです。 灰熟成による奥行きや、ほのかなスパイスのニュアンスにも、ロゼの爽やかな酸とミネラル感が心地よく重なります。チーズの香りを軽やかに楽しみたいときにおすすめの、華やかでバランスのよいペアリングです。
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