Présentation- このチーズについて
「プティット・ジュン・ダンタン(Le P'tit Jeune d'Antan)」は、フレッシュで深みのある山羊の風味を楽しめるシェーブルチーズの一種。しょっぱい味わいがお好きであればオリーブオイルとペッパーミルで香り高く仕上げ、甘党なら蜂蜜、とくにアカシアのハニーなんかで滑らかな風味に仕上げるのもおすすめ。
Histoire- このチーズの歴史
「プティット・ジュン・ダンタン」の誕生は、1906年に遡ります。フランス、ドゥー・セーヴル県のブゴン村近辺のヤギ農家が集まり、ブゴン酪農場を創設しました。地域の伝統的なチーズ製造を更に高めるため、彼らは独自のチーズ工場を創設しました。現在では約60人の従業員を擁し、半径約50km圏内の約30の地元の生産者と協力しています。地域密着型の企業として、地元の生産者と連携し、地域の良循環型経済を支えているのも一つの特徴です。
Région-このチーズの生産地域
「プティット・ジュン・ダンタン」は、ドゥー・セーヴル県のブゴン村近辺で生産されています。ドゥー=セーヴル県は、フランスのヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の県の一つ。県内を流れるセーヴル・ナンテーズ川とセーヴル・ニオルテーズ川という2つのセーヴル(Deux-Sèvres)にちなんで名付けられました。乳製品の生産が有名で、ヤギ乳のチーズ、日本でも大人気のエシレ・バター、そして食肉の生産も有名な農業、酪農が盛んな地域なのです。
Accord Vin et Fromage – 合わせるのにオススメなワイン
ヤギミルクの特徴は草っぽい青みのある香りと爽やかな乳酸っぽい酸味です。山羊の食べる緑豊かな牧草の香りが色濃く現れており、よくあうのは酸味とハーブの香りが特徴的な白ワイン、ソーヴィニヨンブランです。シェーヴルの特徴とよく一致しているからこそぴったいのマリアージュなのです。ソーヴィニヨンブランと言えば、有名なのはフランスのロワール地方。ロワール地方はシェーブルチーズの生産が盛んな地域、ということで偶然ではない繋がりを感じます。