Présentation- 「モンシック・クリーミー・タレント」について
「モンシック・クリーミー・タレント」は、スイスのアッペンツェル地方の生乳を使用したセミハードのプレスチーズです。石灰岩洞窟の中で最低120日間熟成することで、クリーミーなテクスチャーと深みを引き出しています。マイルドな香り、コク深く、余韻の長い味わいは、様々な場面に適した高品質でありながら親しみやすいチーズとなっています。
「モンシック・クリーミー・タレント」を造っているコッホチーズ工房は、同じ製法で「モンシック・オールド・タレント」も生産しています。「モンシック・オールド・タレント」は、約9カ月かけて熟成されるのに対し、「モンシック・クリーミー・タレント」は、それよりも短い最低約4カ月の熟成を経て作られています。その結果、「モンシック・オールド・タレント」は、スパイシーで力強い香りと複雑な味わいを特徴とする一方、「モンシック・クリーミー・タレント」は、驚くほどクリーミーな食感が特徴です。マイルドな香りとコク深い味わいを楽しむことができます。
Histoire- 「モンシック・クリーミー・タレント」の歴史
「モンシック・クリーミー・タレント」を製造するコッホチーズ工房(Koch)は、50年以上にわたりスイスのアッペンツェル地方でチーズ造りを専門としてきました。家族経営でスタートしたこの工房は、現在、スイスの革新的なチーズデザイナーであるケヴィン・コッホ氏によって引き継がれています。ケヴィン氏は、伝統的な製法に革新を加えることで、独特のフレーバーを持つチーズを製造することに力を注いでいます。「モンシック・クリーミー・タレント」のほか、「モンシック・オールド・タレント」や「モンシック・ヤング・タレント」を製造しています。
Région-「モンシック・クリーミー・タレント」の生産地域
アッペンツェル地方は、スイスの北東部に位置する伝統的な酪農地域として知られています。この地域の食文化は、豊かな牧草地と長年培われた酪農の伝統に深く根ざしています。
この地方の食文化の中心となっているのは、なんといってもチーズ作りです。その代表格が「アッペンツェラーチーズ」で、少なくとも700年以上の歴史を持つとされています。このチーズは、アルプスの高地で育った乳牛から搾られた生乳を使用し、独特のハーブ調味液に漬け込んで熟成させることで、特徴的な香りと味わいを生み出しています。
また、アッペンツェル地方の伝統的な料理には、「ケースホックリ」と呼ばれるマカロニとチーズのグラタン風料理や、「ビベルリ」という伝統的なジンジャーブレッドなども含まれています。特に、ケースホックリは、アルプスの寒い気候に適した、栄養価の高い郷土料理として親しまれてきました。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
フレッシュでクリーミーな食感と、マイルドながらも深みのある「モンシック・クリーミー・タレント」を引き立ててくれる、バランスの取れたワインとのペアリングが望ましいでしょう。
白ワインでは、シャルドネやヴィオニエなどのフルボディの品種が特に相性が良いです。特にオーク樽で熟成させたシャルドネは、クリーミーな口当たりとバターのようなニュアンスを持つため、チーズのテクスチャーと見事に調和します。また、スイスの地元白ワイン、特にヴァレー地方のペティット・アルヴィーヌも、適度な酸味とミネラル感でチーズの風味を引き立ててくれます。