Présentation- 「エメンタール・ビオ」について
エメンタール・ビオ(Emmental Bio)は、フランスの伝統的な製法を守りながら、現代のオーガニック志向にも応えるハードタイプのエメンタールチーズです。
自社のオーガニック農場で育てられた牛の新鮮な有機ミルクだけを使用し、セラーでじっくりと長期熟成。
穏やかなコクの中に広がる奥行きのある旨み、ほのかに感じるナッツの香り、そしてエメンタール特有の大きな穴と、しなやかな食感が魅力です。
Histoire- 「エメンタール・ビオ」の歴史
エメンタールは、スイスのエメ川流域で生まれたチーズとして知られ、13世紀頃にはすでに作られていたといわれる長い歴史を持つチーズです。やがてその製法はアルプス周辺へ広がり、フランスでも19世紀以降、各地で生産されるようになりました。
こうした伝統を受け継ぎながら、現代では品質だけでなく環境や持続可能性への配慮も重視されています。エントルモンでは、従来の製法を守りつつオーガニック認証を取得し、持続可能なチーズづくりに取り組んできました。
EUオーガニック認証およびAB認証(Agriculture Biologique/フランス有機認証)を取得したエメンタールは、長い歴史の中で培われた技術と、現代の安心基準の両方を備えたチーズといえます。
Région-「エメンタール・ビオ」の生産地域
フランスのアルプス地方(サヴォワやオート=サヴォワなど)の食文化は、山岳地帯ならではの気候と暮らしに根ざしています。冬が長く寒さが厳しいため、料理は体を温め、エネルギーをしっかり補えるものが中心です。保存性の高い食材が重宝され、チーズやじゃがいも、塩漬け肉、穀物などが食卓の核をつくってきました。
特にこの地域の象徴ともいえるのがチーズ文化です。夏の放牧で栄養豊かな草を食べた牛の乳から作られるチーズは、冬を越すための貴重な保存食でもありました。ボーフォールやルブロション、アボンダンスといったアルプスのチーズは、単に食材というだけでなく、山の暮らしの知恵そのものです。これらを使った料理には、溶かしたチーズをパンにつけて食べるフォンデュ、じゃがいもやベーコンと焼き上げるタルティフレット、ラクレットのようにチーズを温めて削り落とす料理など、寒さの中で仲間と囲むことを前提にしたものが多く見られます。
また、山の生活は保存と循環の文化でもあります。夏に作ったチーズ、干し肉、発酵食品を冬に食べるという季節のリズムがはっきりしており、料理は豪華さよりも実用性と滋味深さを大切にしてきました。その一方で、現在ではスキー観光の発展によって、こうした山の家庭料理が“郷土料理”としてレストランでも提供され、ワインやシャルキュトリーと合わせて楽しむスタイルが広がっています。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
エメンタール・ビオの穏やかなコクとナッツのような風味には、酸味が心地よく、果実味のあるワインがよく合います。
まずおすすめなのは、軽やかな白ワイン。リースリングやピノ・グリ、シャスラのように爽やかな酸とフルーティーさを持つワインは、チーズのやさしい甘みやコクを引き立てながら口の中をすっきり整えてくれます。
もう少し華やかに楽しむなら、アルザスのゲヴュルツトラミネールも好相性です。花のような香りやスパイスのニュアンスが、エメンタールのまろやかさに奥行きを与えてくれます。
赤ワインなら、タンニンが強すぎない軽やかなタイプが向いています。ピノ・ノワールやボジョレーのような果実味主体の赤は、チーズの穏やかな風味を邪魔せず、やさしいバランスで寄り添います。
さらに、泡のあるワインもおすすめです。辛口のシャンパーニュやクレマンは、きめ細かな泡と酸味がチーズのコクを軽やかにまとめ、食事のスタートからデザート前まで幅広く楽しめます。


