Présentation-ラクレット・サヴォワ (Raclette de Savoie)とは
ラクレット・サヴォワは、フランス東部のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプのサヴォア地方が発祥のセミハードタイプの生乳チーズ。イタリアやスイスもすぐそばのアルプス山脈がそびえ立つ美しい土地で作られるラクレット・サヴォアの熟成期間は12 週間で、美しい茶色がかったオレンジ色の外皮に麦わら色のクリーミーで濃厚なペーストが包み込まれています。香りは少し強めでありながらも非常に繊細で、バランスの取れたヘーゼルナッツのような風味があります。優しい塩味とフルーティーな味わいでそのままでももちろんですが、「焼いたチーズ」と呼ばれるほどにチーズフォンデュやラクレットとして食べられる事が多く、温めて溶かすとその香りと風味がより一層高まりたまらない美味しさに。
Histoire-ラクレット・サヴォワの歴史
実はラクレット・サヴォアの起源は中世までさかのぼることができます。これまで長くに渡って、多くのチーズ生産者、農家、チーズ愛好家達によってその歴史とレシピが守られてきた伝統的なチーズなのです。当時、農家は牛と一緒に牧草地に行く途中のおやつとして夏にこのチーズを楽しんでいました。彼らは薪の火でチーズの半分のホイールを溶かし、溶けた表面をパンまたはジャガイモでとり食べていました。実は、この削る工程がラクレット・サヴォアの名前の由来で、「ラクレ」とはフランス語で「こそげとる」という意味なのです。実はサヴォア地方はスキー客が多く訪れる土地で、彼らがその美味しさを世に広めたというユニークな歴史も。今でもラクレットは一般的な家庭料理で、沢山の食卓で楽しまれ続けています。
Comment conserver?- ラクレット・サヴォワの保存方法
チーズペーパーやラップで空気が触れないよう密閉し、冷蔵庫にて保管してください。
Accord mets et vins- ラクレット・サヴォワのレシピと一緒に飲みたい美味しいワイン
ラクレット・サヴォアはみんなでワイワイとシェアするのがおすすめ。熱々のポテトや、美味しいシャルキュトリの上に溶けたチーズを添えて、白ワインと合わせると絶品。チーズフォンデュとしてお好みの野菜やカリカリに焼いたバゲットですくって食べるのも食卓を美味しく楽しいものにしてくれます!
【おすすめワイン】
コメント:シャルドネの華やかな味わいは熱々のラクレットやフォンデュにぴったり!
蔵元:フレデリック・ゲシクト ワイン名:クレマン・ブリュット
コメント:しかっりとした葡萄ときめ細やかな泡の爽やかさが相性抜群です◎