About - Taleggioとは
タレッジョチーズの名前は、ベルガモ地方のタレッジョ渓谷に由来しています。
このチーズの特徴は何よりもクリーミーさと濃厚さ。「疲れた」という意味の方言stacchから、stracchinoというカテゴリーに属していますが、この由来は高地での放牧を終えて疲れた牛の乳を使って、シーズンの終わりに作られたこと。この疲労感が脂肪分を増やし、濃厚でクリーミーなチーズになるのです。
チーズの表面には、特徴的な4つの葉の刻印があり、原産地と品質を保証するものです。
Journey - Taleggioの歴史と背景
タレッジョは11世紀から生産されていたという記録があります。元々は地元の牛乳を保存するために作られたもので、ロンバルディア州レッコにあるヴァルサッシナの自然の洞窟にて熟成されていました。深い割れ目や隙間から自然に空調が入り、緩やかな風が吹いているこの洞窟。風によって拡散されたカビが外皮に自然と付着すると、外側から内側に向かって熟成が進む、という理想的な自然の熟成庫なのです。その後貿易で言及していきますが、タレッジョという名前が使われるようになったのは20世紀に入ってからです。
Taste & Marriage - 味、組み合わせ方、レシピ
光沢のあるペーストは、アイボリー色。ピンクとオレンジの中間のような美しい色を持つ薄くて湿った皮に覆われています。少し粒状なので、そっと削るのがおすすめ、という意見もありますが、チーズ愛好家はこのまま食べるのが醍醐味、という通な人も。
発酵したフルーツや干し草、花のような香りと共にマイルドでありながら余韻のある草の香りが特徴です。
冷やし過ぎてしまうと味が薄かったり、質感もゴムのようであったり粒感が強かったりしてしまうので、1時間ほど冷蔵庫から出して食べるのがおすすめです。
特にとろけるような食感が特徴のタレッジョは、クリームスープやリゾットなどとろみをつけたい料理に加えると良いです。
白ワインだけでなく、赤ワインにも合う、ワインとの相性は抜群のチーズと言えます。マッチングは非常に簡単!キャンティ、ラングドックの辛口白ワイン、コンドリュー、スプマンテ、プイィ・フュメなどの白ワインなどぜひ組み合わせを楽しんでください。