Présentation-モンタニャール・デ・ヴォージュとは
モンタニャール・デ・ヴォージュは、フランスの東部でスイスやドイツにも程近い地域であるヴォージュ県にあるヴォージュ山脈の標高600m以上の高い地域で生産されている牛乳を使用したチーズです。ウォッシュタイプチーズ特有のツンとした強い香りが少なく、ウォッシュタイプチーズが苦手でも比較的食べやすいチーズと言えます。周囲は淡いオレンジ色で、中はクリーム色、クリーミーな食感でとろけるような味わいが魅力です。
Histoire-モンタニャール・デ・ヴォージュの歴史
フランス語でMontagne=山、という意味ですが、チーズ名のMontagnard des vosges=はヴォージュの山々に住む人という意味になります。パリジェンヌやパリジャンのようなその地域に住む人を表す名前がチーズについているということで、ヴォージュを代表する伝統的なチーズのひとつと言えるでしょう。毎年開催されている国際農業博覧会(Salon International de l'Agriculture)にて、農業製品のコンクール(Concours Général Agricole)が1870年より開催されています。その伝統的なフランス最大級のコンクールでモンタニャール・デ・ヴォージュは複数回受賞しており、2019年には銅賞に輝いています。
Degustation-おすすめのお召し上がり方
もちろん、そのままシンプルにお召し上がりいただいても美味しいですが、キャラウェイやクミンなどのスパイスを合わせて食べるのもよく合います。温かいポテトグラタン、キッシュ、タルトなどの料理にのせても美味しくいただけます。どんなワインでも合いますが辛口の白ワインとの相性が抜群です。