Présentation- トーマ・ピエモンテーゼについて
トーマ・ピエモンテーゼ(Toma Piemontese DOP)は、イタリア・ピエモンテ州でつくられるセミハードタイプのチーズです。原料にはイタリア産の生乳を使用し、熟成期間は約60日。ピエモンテを代表する伝統的なチーズのひとつで、DOPにも認定されています。
アイボリーから象牙色の生地には、小さな気泡が比較的多く見られます。生地はしなやかで、口に含むとミルクのやさしい甘みが広がり、穏やかな酸味、干し草を思わせる香り、熟成による奥行きが重なります。余韻には、ほんのりとしたビター感も感じられ、素朴ながらも味わい深いチーズです。
そのまま角切りにして、おつまみやおやつとして楽しむのはもちろん、スライスしてライ麦パンに挟んだり、軽く溶かしてポレンタに加えたりするのもおすすめです。ミルクの甘みと香ばしさが料理になじみやすく、日々の食卓にも取り入れやすいイタリア産チーズです。
Histoire- トーマ・ピエモンテーゼの歴史
トーマ・ピエモンテーゼは、その名の通り「ピエモンテのチーズ」を意味する、歴史あるチーズです。起源は古く、ローマ時代からつくられていたともいわれ、山あいの暮らしや酪農文化の中で受け継がれてきました。
ピエモンテでは、古くから牛のミルクを使ったチーズづくりが盛んに行われてきました。トーマは、家庭や農場でつくられる身近なチーズとして親しまれ、保存性を高めながらミルクの味わいを楽しむための大切な食文化として発展してきました。
今回のトーマ・ピエモンテーゼを手がけるのは、1914年創業の家族経営のチーズ工房、カゼイフィーチョ・ヴィンチェンツォ・クアリア。世代を超えて受け継がれてきた技術をもとに、ミルクの品質を大切にしながら、伝統的な製法に沿ってつくられています。
Région- トーマ・ピエモンテーゼの生産地域
トーマ・ピエモンテーゼの生産地は、イタリア北西部のピエモンテ州です。アルプスの山々に囲まれたこの地域は、豊かな牧草地と山岳地帯の自然に恵まれ、古くから酪農とチーズづくりが根づいてきました。
生産地域は、クーネオ、トリノ、ビエッラなどを含む広いエリアにまたがります。地域によって自然環境やミルクの個性が少しずつ異なり、その多様性がトーマ・ピエモンテーゼの奥行きある味わいにつながっています。
製造元であるカゼイフィーチョ・ヴィンチェンツォ・クアリアは、ピエモンテ州スカルナフィージに拠点を置くチーズ工房。土地のミルクと伝統的な製法を生かし、ミルキーでしなやか、そして干し草やナッツを思わせる繊細な香りを持つチーズをつくり続けています。
Accord Vin et Fromage - トーマ・ピエモンテーゼに合わせるのにオススメなワイン
トーマ・ピエモンテーゼには、ミルクの甘みと穏やかな酸味を引き立てる、フルーティーな赤ワインがよく合います。イタリアらしく合わせるなら、バルベーラやドルチェットのように、果実味と酸のバランスがよい赤ワインがおすすめです。
熟成による干し草やナッツのようなニュアンスには、軽やかな樽香やほどよい旨みを持つ赤ワインも好相性。タンニンが強すぎるものよりも、やわらかな果実味があり、チーズの繊細なミルク感を包み込むタイプを選ぶと、全体のバランスがきれいにまとまります。
白ワインを合わせるなら、酸がありながらも少しふくらみのあるタイプを。シャルドネやアルネイスのような白ワインは、トーマ・ピエモンテーゼのクリーミーさを引き立てつつ、後味を軽やかに整えてくれます。パンやポレンタ、ナッツを添えれば、より食卓になじむペアリングとして楽しめます。
エルワンおすすめのワインペアリング
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エドシック・モノポール / シルバー・トップ ブリュット ナッツやミルクを思わせるトーマ・ピエモンテーゼの穏やかな旨味に、シルバー・トップのシャープな酸とほのかなビター感が絶妙に調和。
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ボデガス・パゴ・デ・ラ・ララインサル / ナヴァーラ ラソ・デ・ララインサル・バリッカ 2019 ナッツやミルクを思わせるトーマの穏やかな風味に、ワインのスパイス感とほのかなトースト香が重なり、どこか“山の料理”を思わせる温かみのあるマリアージュに。
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ドミノ/モンテ・プラタス 2022 ナッツやミルクを思わせるトーマ・ピエモンテーゼの穏やかな旨味に、ドミノ・ブランコの塩味を感じるミネラル感とハーブのニュアンスが美しく重なります。
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