Présentation- このチーズについて
ゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)は、イタリアを代表する高級ブルーチーズのひとつです。独特の青いカビが特徴で、クリーミーな食感と濃厚な風味が魅力のチーズです。フランスの『ロックフォール』、イギリスの『スティルトン』と並び、世界三大ブルーチーズの一つといわれています。
ゴルゴンゾーラは、前菜や熟成した果実と一緒に楽しむのが定番ですが、ピザやパスタ、リゾットなどの料理にもよく使われています。また、甘いデザートワインや果実酒との相性も抜群です。
Histoire- このチーズの歴史
ゴルゴンゾーラの歴史は古く、9世紀頃にはすでにこのチーズの原型となるものがイタリアのロンバルディア州、ミラノに近いゴルゴンゾーラ村で生産されていたとされています。当時はまだ青カビが発酵している様子がわからず、偶然に作られる珍しいチーズとされていました。
17世紀になると、ゴルゴンゾーラ村のチーズ職人たちは、青カビの発酵を意図的に作り出す方法を発見しました。空気を入れるために針金を使って穴をあけ、カビが糸状菌になるのを促していました。この方法により、現在のゴルゴンゾーラに似たチーズが作られるようになりました。
今日では、ゴルゴンゾーラの品質を守るために、イタリア政府よりDOP(原産地名称保護制度)の認定を受けており、厳しい基準のもとで生産が行われています。
Région- このチーズの生産地域
ゴルゴンゾーラは、イタリア北部のロンバルディア州とピエモンテ州の一部地域で生産されています。この地域は肥沃な土地と豊かな水源に恵まれた絶好の環境が揃っており、高品質なチーズが作られる理由とされています。
ゴルゴンゾーラの生産には、特別に選ばれた牧場から供給される牛乳が使用されます。抗生物質を使わず、健康な牛が自然な状態で育てられた牛乳が多くの消費者から支持されています。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
ゴルゴンゾーラチーズは、そのクリーミーで濃厚な味わいとブルーチーズ特有の風味から、さまざまなワインとの相性が抜群です。以下に、おすすめのワインとのマリアージュをご紹介します。
ゴルゴンゾーラと相性が良いワインは、甘口のポートワインやデザートワインです。甘さとコクが絶妙な調和を生み出し、お互いの風味を引き立て、口の中で奏でる芳醇なハーモニーを楽しむことができます。
また、赤ワインならバローロやバルバレスコ、ピノ・ノワールなど、風味豊かなものが合うとされています。チーズとワインの組み合わせを楽しむことで、両者の風味がより引き立ち、味わい深い食体験が期待できます。
Recette - オススメレシピ
いちじくと生ハム、ゴルゴンゾーラの薄焼きパイ |