Le vigneron - 生産者情報

ロワールの仲良し4人組、レ・テット。コラ、ヴィヴィアン、バティスト、フィリップの4人組、それぞれがワインのスペシャリストでドメーヌ・デ・オー・ベニューを率いる二人と、ベルギーのナチュラルワインシーンをリードする2人の友情が組み合わされたハイブリッド・プロデューサー集団です。彼らは常識外れな考え方で環境問題に向き合っています。ここ数年異常な暑さと乾燥によってブドウの仕上がりが変化しており、アルコール度数が上がってしまう問題が起きています。そのため、あえて地産のブドウだけにこだわらず、フランス各地の知り合いの生産者からブドウを譲ってもらい、地元ロワールのぶどうだけでは表現できない味わいを実現しています。サスティナブルな方法でワイン生産の未来を考える、時代やSDGに即した新しい生産者なのです。

Description - ワインの味わい、ブドウについて

テット・レッド 2021(Tetes Red 2021)は、グロロの軽やかさとメルロの柔らかくも骨格のあるタンニンが見事に調和した、まさに「トキメキ」を感じさせるワインです。グロロはロワール地方で生産される黒ブドウ品種。カラスを表すゴル(Grolle)が由来となっており、果皮はまるでカラスのような濃い紺色です。出来上がるワインも黒みを帯びてはいますが、味わいは柔らかな果実味と適度なミネラル感、そこにメルロのミディアムボディなタンニンが加わります。除梗後の4日間マセラシオンと、8ヶ月のステンレスタンクによる熟成が、明るいが暖かみのある果実味としなやかな飲み口を生み出しています。初めての一杯から、その魅力に驚かされること受け合いです。

Région - 生産地について

フランス美食の宝庫、ロワール地域は、多様なブドウ品種と緑豊かな大地が特徴のワイン産地です。テット・レッドに用いられるブドウは、25年の平均樹齢を誇り、砂と粘土石灰質の土壌で育っています。この土地固有の風土が、グロロとメルロの持つ自然な味わいを引き立てます。

Dégustation avec Fromage - チーズとのペアリング

二つの品種が作り上げるバランスの良い重みと軽やかさ、ミネラル感を味わえるテット・レッドは、バラエティに富んだチーズとの組み合わせが楽しめます。ミディアムボディの赤ワインにあわせたいのは、セミハードタイプのチーズや白カビタイプ、一般的には白ワインにあわせることが多いチーズフォンデュも、赤とあわせるならミディアムボディタイプがおすすめです。