Terre d'Origine
テール・ドリジン
2021Le vigneron - 「テール・ドリジン」の生産者情報
テール・ドリジン (Terre d'Origine) は、サヴォワ地方で注目される生産者、ファビアン・トロセによって造られています。ファビアン・トロセは、手作業による伝統的なワイン造りを大切にし、自然な方法でブドウの個性を最大限に引き出すことに注力しています。環境に配慮した栽培方法と、自然酵母を使用した発酵プロセスは、彼のワインが持つ独特な風味と複雑さの源です。
Description ‐ 「テール・ドリジン」の味わい、ブドウについて
テール・ドリジンは、品種モンドゥーズ100%を使用しています。ブドウは50%が全房、50%が除梗され、自然酵母での発酵が施された後、ステンレスタンクで9カ月間熟成されます。このワインは、瓶詰時にのみ極少量のSO2が加えられ、可能な限り自然な状態が保たれています。その結果、濃いスミレ色を呈し、スミレの花、マシュマロ、黒い果実の香りを放ちます。口に含むと、スパイシーでありながら丸みを帯び、コクのあるタンニンが特徴です。
Région - 「テール・ドリジン」の生産地について
このワインは、フランスのサヴォワ地方、特にAOPヴァン・ド・サヴォワ・モンドゥーズ・クリュ・アルバンの区域で造られています。サヴォワは冷涼な気候で知られ、ブドウの繊細な香りと酸味を保ちながら熟成させるのに適した地域です。この地域特有の土壌と、昼夜の寒暖の差が生み出す複雑なミネラル感は、サヴォワワインの際立った特徴の一つです。
サヴォワ地方を代表する料理は、グリュイエールチーズやボーフォールなどの地元産チーズを使った温かいチーズフォンデュの「フォンデュ・サヴォヤード 」や、溶かしたチーズと一緒に、ゆでたジャガイモや生ハム、ピクルスとともに食べる「ラクレット」、そしてジャガイモ、レブロションチーズ、ベーコン、玉ねぎを重ねて焼いたグラタン風の料理「タルティフレット」などがあります。
Dégustation avec Fromage - チーズとのペアリング
テール・ドリジン はその丸みを帯びたスパイシーな口当たりと、豊かなタンニンから、様々な種類のチーズとのペアリングに最適です。特に、サヴォワ地方の伝統的なチーズであるベアルプやルブロッション・ド・サヴォワとの相性は抜群。また、軽めのブルーチーズや、少し熟成したコンテ・チーズと合わせることで、ワインとチーズの両方から新たな味わいを引き出すことができます。料理だけでなく、チーズとのペアリングを通してもテール・ドリジンの多面的な魅力をお楽しみいただけます。