About - Gruyere Suisse
グリュイエールはスイスを代表するハードチーズのひとつで、元々の産地であるフリブール州グリュイエールにちなんで名付けられました。
現在ではフランスとの国境近くである、ジュラやヴォ―、ヌーシャテル地方などで多く作られています。
一つホールは直径60㎝程度、重さは約40㎏にもなります。
チーズのカードを入れる型には「Le Gruyere」の文字が彫られており、このチーズのトレードマークにもなっています。
Journey - Gruyere Suisseの歴史と背景
このチーズがAOPに登録されたのは2001年のことですが、チーズを表すグリュイエールという言葉が最初に言及されたのは17世紀にさかのぼります。古代以来、この地域は現在のグリュイエールチーズと同じようなハードタイプチーズを生産していたそうです。
一つの塊を作るのには400リットルものミルクが必要とされています。
フランスに行くと、エメンタールのことを「グリュイエール」や「穴の開いたグリュイエール」と呼ぶ人がいますが、これは19世紀ごろ、それまで衰退していたグリュイエールの輸出量を増やそうとしていたエメンタールの商人が、自分たちの製品がグリュイエールであると主張してフランス市場に参入したことによって生まれた混乱からきているそうです。
Taste & Marriage - 味、組み合わせ方、レシピ
コンテやボーフォールと似た大型のハードタイプチーズですが、より旨みが強くしっかりとした味とバターのようなクリーミーさがあるのが特徴です。
10カ月以上熟成しているため、アミノ酸の結晶(白いツブツブ)ができ、ジャリっとした食感が楽しめます。旨味が強いので、薄くスライスしてサンドイッチにしても、スイス人のようにヴァシュランチーズと一緒にフォンデュにしても美味しくお召し上がりいただけます◎
昔ながらの製法で作っている生産者のグリュイエールは、たまにチーズの中に黒い粒が見受けられることがあります。これは、ミルクを入れた銅鍋を薪をくべて温める際に、木灰がミルクに入ることがあるためです。これが見つかるのは伝統的に作られた証ですので、見つけたら思い出してみてくださいね!