Bleu d'Auvergne

ブルー・ドーヴェルニュ

牛乳🐄 ソフトタイプ・ブルーチーズ 熟成期間 :60日以上生 産地域:フランス・オーヴェルニュ
例:200gを選ぶと200gにカットしたピースを1点、200gと300gを一点ずつ選ぶと総量である500gにカットしたピースを1点お送りします。
¥3,000
税込

Présentation - 「ブルー・ドーヴェルニュ」について

「ブルー・ドーヴェルニュ(Bleu d'Auvergne)」は、フランス中南部のオーヴェルニュ地方で生まれた青カビチーズで、その豊かな風味とクリーミーな口当たりで多くの人々に親しまれています。19世紀半ば、チーズ職人であったアントワーヌ・ルーセルによって開発されたこのチーズは、ブルーチーズでありながらも比較的マイルドで、初心者にもおすすめできる存在です。

原料には主に牛乳が使われ、内部には青カビ(ペニシリウム・ロックフォルティ)がバランスよく広がっています。熟成が進むにつれて、カビの風味はゆるやかに強まり、ピリッとしたスパイシーさとともに、ミルク由来の甘みやコクが口の中に広がります。この複雑ながらも調和のとれた味わいが、ブルー・ドーヴェルニュの最大の魅力です。

「ブルー・ドーヴェルニュとくるみのパスタ」のレシピはこちら >

 

Histoire -  「ブルー・ドーヴェルニュ」の歴史

ブルー・ドーヴェルニュ(Bleu d'Auvergne)の歴史は、19世紀のフランス・オーヴェルニュ地方にさかのぼります。このチーズの誕生は、ブルーチーズの発展に大きな影響を与えた一人の人物、アントワーヌ・ルーセルによる革新的な工夫に始まります。

アントワーヌ・ルーセルは1830年ごろ、フランス中南部のカンタル県にあるラキュイユ村で生まれた農夫の息子でした。当時、オーヴェルニュ地方でも自然発生的に青カビが生えたチーズが作られていましたが、品質が安定せず、市場での価値もまちまちでした。若きルーセルは、青カビの風味がチーズに与える芳醇さに着目し、品質を安定させるための実験を重ねていきます。

彼はカビの繁殖に空気が必要であることを突き止め、チーズの中に針で細かい穴をあけて空気を送り込むことで、カビを内部に均一に繁殖させるという画期的な方法を考案しました。この技術により、青カビの入り方と風味が格段に安定し、現在のブルー・ドーヴェルニュの基礎が確立されました。

その後、この製法は地域のチーズ職人たちにも広まり、ブルー・ドーヴェルニュは19世紀後半にはオーヴェルニュ地方を代表するブルーチーズとして知られるようになります。地域特有の高原の牧草を食べた牛のミルクから生まれる独特の風味も人気を呼び、1951年には公式に原産地名称保護制度(AOC)の候補として名が挙がり、1975年にAOC(原産地呼称統制)の認定を取得。さらに1996年にはAOP(欧州の原産地呼称保護)にも登録され、国際的にもその品質と伝統が認められています。

 

Région - 「ブルー・ドーヴェルニュ」の生産地域

フランス中南部に位置するオーヴェルニュ地方の食文化は、厳しい自然環境と豊かな牧草地、そして長い歴史の中で育まれてきた素朴で力強い味わいが特徴です。この地方は火山地帯に囲まれた山岳地であり、寒暖差が大きく、農作物や酪農が盛んな土地柄です。そのため、食文化には保存性の高い加工品や乳製品が多く見られます。

特にチーズはこの地域の代名詞とも言える存在で、フランスのAOP認定チーズのうち5種類――ブルー・ドーヴェルニュ、サン・ネクテールカンタルフルム・ダンベール、サレール――がこの地域で生まれています。これらのチーズは、どれも異なる風味や熟成方法を持ち、土地の気候や牛の飼育環境の違いが味に色濃く表れています。

また、オーヴェルニュ地方ではジャガイモやレンズ豆、キャベツなどの根菜類を使った料理も多く、これらを豚肉やソーセージと煮込んだ「ポテ」(potée)といった伝統的な家庭料理は、寒い季節に体を温めてくれる滋養たっぷりの一皿です。また、ジャガイモとチーズを練り合わせて作る「アリゴ(Aligot)」も、オーヴェルニュを代表する郷土料理として知られています。とろりと伸びるこの料理は、見た目にも楽しく、素朴ながら心に残る味わいです。

さらに、ミネラル豊富な火山性の土壌と標高の高い地域に育つ野菜やハーブ、そして清らかな水源も、オーヴェルニュの食を支える大切な要素となっています。地酒としては、近年復興が進む「コトー・ドーヴェルニュ(Côtes d’Auvergne)」といったワインもあり、地元料理と相性の良い素朴な味わいが楽しめます。



Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン

ブルー・ドーヴェルニュに合わせるワインとしておすすめなのは、甘口のワインや果実味のある赤ワインです。この青カビチーズは、しっかりとした塩気と豊かなコク、そして青カビ特有のスパイシーさが特徴であるため、ワインにもそれに負けない存在感や、チーズの風味を引き立てる甘さやまろやかさが求められます。

たとえば、ポートワインやソーテルヌのような甘口ワインは、塩味と甘みのコントラストが絶妙で、チーズの濃厚さにまろやかさを加え、非常にリッチな味わいのハーモニーを生み出します。特にソーテルヌは、蜂蜜やアプリコットのようなニュアンスがあり、ブルー・ドーヴェルニュの青カビの風味を柔らかく包み込んでくれます。

また、果実味がしっかりとした赤ワイン――たとえば、南仏のグルナッシュやシラー主体のワイン、あるいはローヌ地方のサン・ジョセフなども好相性です。赤系果実のフルーティーさと軽やかなスパイス感が、チーズの旨みとバランスよく寄り添い、余韻の長いペアリングを楽しめます。

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