Le vigneron - 生産者情報
カタルーニャ中央に位置するバジェスは、ピレネー山脈と地中海との間に位置しています。
バジェスは、ローマ神話のワインの神であるバッカスが地名の由来で、ぶどう畑が広がっていたと言われていますが、19世紀末に害虫によりぶどう畑は減ってしまいました。
2011年、父イシドラと子どものジェラールとベルタ、親子でビニャス・デンプレンタを立ち上げました。カタルーニャ語で、ビニャス=ぶどうの木、デンプレンタ(d’empremta)=足跡を意味し、この地での足跡を表しています。
フィロキセラと呼ばれる害虫被害を受ける前には多様に存在した土着品種を復活させ、斜面を利用した畑で肥料は使わず、ビオロジックに豊かなぶどう畑を取り戻して、ナチュラルワインをつくることをモットーにしています。
エチケットにもある、蔵元の丸い形のロゴは、畑の周りの森にある岩に彫られた溝の形状。このエリアで自生している、ケードネズという針葉樹の実を蒸留して精油を採るための道具で、以前から民間療法として利用されていたという、伝統を大切にしたい思いから使用されています。
Description ‐ ワインについて・味わい(Rusc)
ワイン名のルスクとは、ミツバチの巣板のことで、幼虫と蜂蜜と花粉の貯蔵庫を収容するため、ハニカム構造の六角柱のワックスの塊のことです。段々畑で、古くからあったであろう景色を取り戻すべく、ぶどう作りが行われています。
ワインは、ハーブとハチミツのアロマに包まれつつも、ガストロノミックな味わい。ボリュームがありながらも、重すぎない仕上がりです。