Miocene Des Accoles

ミオセヌ・デ・ザコル

蔵元:Domaine Des Accoles / ドメーヌ・デ・ザコル ワイン名: Miocene Des Accoles / ミオセヌ・デ・ザコル 産地:フランス 、ローヌ/アルデッシュ カテゴリ:赤ワイン ブドウ🍇:グルナッシュ100%
¥6,050
税込

Le Vigneron - ミオセヌ・デ・ザコルの生産者情報


ミオセヌ・デ・ザコル(Miocene Des Accoles)を手がけるドメーヌ・デ・ザコル(Domaine des Accoles)は、フランス南東部アルデッシュ県の小さな村、サン=マルセル=ダルデッシュに拠点を置く自然派ワイナリーです。このドメーヌを創設したのは、ブルゴーニュの名門ドメーヌ・ド・ラルロで醸造責任者を務め、“天才醸造家”と称されたオリヴィエ・ルリッシュと、その妻フロランス。二人は誰もが羨む地位を手放し、長年の夢であった自身のワイナリーを2011年にこの地で立ち上げました。

「アコル(Accoles)」とは、かつて南フランスで話されていたオック語で「段々畑」や「丘」を意味する言葉。その名の通り、彼らの畑はアルデッシュのなだらかな丘陵に広がる、かつての石積みのテラス地形にあります。土壌は粘土石灰質で、樹齢50年以上の古木も多く、南ローヌの豊かな日差しと冷涼な風の恩恵を受けながら、個性豊かなブドウが育まれています。

夫妻はワイナリー創設当初から環境への配慮を徹底し、2011年にオーガニック農法(Ecocert)の認証を取得。翌年にはすべての畑でビオディナミ農法を開始し、2014年にはAB認証、2015年にはデメテールの認証も獲得しています。かつてこの地のブドウは協同組合に販売されていただけで、ワインとして世に出ることはありませんでした。そうした土地に新たな命を吹き込み、自然と共に歩みながら、土壌と気候、そして人の手が響き合うワインを生み出しているのが、ドメーヌ・デ・ザコルなのです。



Description - ミオセヌ・デ・ザコルの味わい、ブドウについて


ミオセヌ・デ・ザコルは、樹齢約70年のグルナッシュ・ノワールから造られる、ドメーヌ・デ・ザコル渾身のキュヴェです。ワイン名の「ミオセヌ」は、畑が広がる地層に、粘土石灰質や化石が含まれる珍しいミオセーン紀の土壌が広がっていることに由来し、この地の個性を象徴する一本です。

使用されるブドウはすべて自社畑産。収穫後、約20%のみを除梗し、残りは全房のまま自然酵母でじっくり14日間かけて発酵されます。その後、ワインはステンレスタンクとドメーヌ・ド・ラルロで使われていた古樽でおよそ2年間熟成。清澄や濾過は行わず、極少量の亜硫酸のみを使用して瓶詰めされるなど、自然な造りが徹底されています。

グラスに注ぐと、完熟したブラックベリーやラズベリー、ブルーベリーの果実香に加え、リコリスや黒胡椒、スミレ、レザー、さらには森の下草やマッシュルームのような複雑で深い香りが立ち上がります。口に含めば、張りのある果実味としなやかなタンニン、フレッシュな酸が美しく調和し、塩味を帯びたミネラル感とほのかなカカオのビターさが余韻に静かに残ります。

若いうちは軽くデキャンタージュして空気に触れさせることで、閉じていたアロマがより立体的に開き、このワインの多層的な魅力を存分に引き出すことができます。オリヴィエ・ルリッシュが「最も造りたかったスタイルのワイン」と語るように、力強さと繊細さ、そしてテロワールの個性が見事に表現された一本です。

 


Région - ミオセヌ・デ・ザコルの生産地について


このワインが造られるのは、フランス・ローヌ渓谷の一部であるアルデッシュ地方です。サン=マルセル=ダルデッシュという村に位置し、標高のある段々畑が広がるこの地は、約2300万年前のミオセーン期に形成された粘土石灰質のテロワールに恵まれています。

地中海性気候のもと、昼夜の寒暖差やアルデッシュ渓谷からの風がブドウに良好な酸とアロマの発達をもたらし、フレッシュさと奥行きを兼ね備えたワインが生まれています。

また、アルデッシュを代表する味覚といえば、まず「栗」が挙げられます。気候と土壌の条件が栗の栽培に適しており、かつては“貧しい土地のパン”とも呼ばれた栗が、日々の食卓を支えてきました。栗粉を使ったガレットやパン、甘く煮詰めたクリームやコンフィも地元の名物で、秋には栗祭りが各地で開かれ、地域の誇りとして今も愛されています。

山がちな地形ゆえに畜産も盛んで、特に「シャルキュトリー(加工肉)」の文化が発展しました。乾燥気候を生かしたサラミやハムは保存性に優れ、風味も豊か。山羊乳のチーズもまた、アルデッシュの食文化を語るうえで欠かせない存在です。小さな農家が手作りするフレッシュなシェーヴルは、土地のワインとともに素朴ながらも滋味深い味わいを生み出します。

一方で、ローヌ渓谷にほど近い立地から、オリーブオイルやラベンダー、ハーブ類など地中海性の要素も食文化に入り込んでおり、内陸でありながら南仏のニュアンスを感じさせる料理も多く見られます。野菜の煮込みや山のきのこ料理、ハチミツを使った菓子など、自然とともにある暮らしが、そのまま皿の上に表れています。

ワインもまた、アルデッシュの豊かさを伝える重要な存在です。かつてはローヌの陰に隠れて注目されることの少なかったこの地のワインも、近年では自然派の生産者たちによって評価を高め、テロワールの魅力を体現する個性的なキュヴェが数多く生まれています。



Dégustation avec Fromage - チーズとのペアリング


ミオセヌ・デ・ザコルは、しっかりとした果実味とスパイシーなニュアンス、そしてミネラル感を持ち合わせた赤ワインです。そのため、セミハードハードタイプのチーズと特に良く合います。

例えば、コンテやグリュイエールのような熟成タイプのチーズとは、ナッティな風味がワインの果実味と調和し、深い味わいが楽しめます。また、トム・ド・サヴォワやエポワスのような塩気のあるチーズと合わせると、ワインのミネラルとスパイス感が引き立ち、非常に印象的なペアリングになります。

 

エルワンおすすめのチーズペアリング

 

 

モンタニュー

セミハードタイプの香ばしさに、ミオセーヌのエレガンスが穏やかに寄り添います。

 

 

コッホ・ラヴァンドゥラ

ハーブと花の香りに、グルナッシュのスパイシーさと柔らかな果実味が美しく重なります。

 

 


ブッシュ・デ・ネージ 

とろけるようなクリーミーさの中にほんのり青カビの塩味。赤ワインのやさしい果実味とタンニンが、チーズの塩気をまろやかに包みます。

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