Koch Lavandula
コッホ・ラヴァンデュラ
Présentation- コッホ・ラヴァンデュラについて
コッホ・ラヴァンデュラ(Koch Lavandula)は、スイス・アッペンツェル地方で作られているセミハードタイプのプレスチーズです。地元の新鮮な無殺菌牛乳を用い、最低70日間熟成させています。最後にラベンダーとタイムの華やかな香りをまとうことで、味わいにも香りにも豊かな広がりが生まれます。ハーブの心地よい芳香とスイスチーズ特有のまろやかでコクのある味わいが魅力のチーズです。
Histoire- コッホ・ラヴァンデュラの歴史
コッホ・ラヴァンデュラは、スイスの名産地、アッペンツェル地方で50年以上続くコッホ家によって作られたチーズです。現在の当主、ケヴィン・コッホ氏によって「Tailor-Made Cheese」コレクションのひとつとして生み出されました。革新的なアイデアと伝統的なチーズ作り技術が融合し、まさに「チーズデザイナー」と呼ばれる彼の技術とセンスが光る逸品です。
コッホ・ラヴァンデュラは、アッペンツェル地方で半世紀以上にわたりチーズ作りを続けるコッホ家が手がけるチーズです。現当主ケヴィン・コッホ氏のもと、「Tailor-Made Cheese(テーラーメイドチーズ)」シリーズのひとつとして誕生しました。彼はスイスの豊かな自然にインスピレーションを得て、色彩や香りが食べる人に与える感覚にまでこだわった独自のチーズづくりを追求しています。
ラヴァンデュラは、コッホ家が長年培ってきたチーズ作りの技と、ケヴィン氏の新しい発想から生まれたチーズです。見た目や香り、味わいにハーブのやさしい個性が感じられ、日々の食卓でも楽しめる一品として親しまれています。
Région-コッホ・ラヴァンデュラの生産地域
コッホ・ラヴァンデュラが作られているアッペンツェル地方は、スイスの北東部に位置し、穏やかな丘陵と牧草地が広がるのどかな地域です。その豊かな自然環境と、古くからの農村文化が育んできた食文化には、素朴さと職人の誇りが息づいています。
アッペンツェルといえばまず思い浮かぶのは、スイスチーズを代表する「アッペンツェラー・チーズ」です。このチーズは、ハーブやワインで作られた特製の液体で外皮を磨きながら熟成させるのが特徴で、濃厚な味わいと香りが広く愛されています。チーズはこの地の食卓の中心であり、フォンデュやラクレット、スライスしてパンとともに味わうなど、さまざまな形で楽しまれています。
また、アッペンツェル地方では肉製品やソーセージも大切な食文化の一部です。地元の豚肉や牛肉を使ったハムや燻製品は、保存食としての役割だけでなく、祭りや家庭の祝いの席にも欠かせない存在です。山のハーブや花々が放牧の家畜たちの飼料となり、その風味は肉や乳製品の味わいに自然と表れます。
さらに、アッペンツェルの名を冠したリキュール「アッペンツェルビター」も地域を象徴する味のひとつです。何種類ものハーブをブレンドしたこの独特のリキュールは、食後酒として楽しまれ、地元の人々の暮らしに深く根づいています。こうした食文化は、アッペンツェルの人々の自然への敬意と、受け継がれる技と知恵が形になったものと言えるでしょう。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
コッホ・ラヴァンデュラの繊細な香りとまろやかな味わいには、ワインもやさしく寄り添うものがよく合います。
たとえば、スイスやアルザス地方のリースリングやピノ・グリといった白ワインは、軽やかな酸味と華やかな香りで、ラヴァンデュラが持つラベンダーやタイムの香りを引き立ててくれます。
また、南フランスやプロヴァンス地方のロゼワインは、同じ土地のハーブや花々を思わせる風味があり、チーズの自然なハーブ香と心地よい調和を見せます。
赤ワインなら、軽やかなピノ・ノワールやガメイが、やわらかな果実味と穏やかなタンニンでチーズのコクと香りを損なわず、バランスの取れたペアリングになります。
さらに、ナチュラルワインやオレンジワインのように、自然のままの風味を持つワインも、ラヴァンデュラの複雑で優しい香りとよく合い、新たな味わいの発見につながります。
チーズをセレクトしたエルワンおすすめのペアリングワイン
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Montlouis-sur-Loire "Cœur de Cray" – ドメーヌ・ド・クレイ(フランス・ロワール) シュナン・ブラン100%。瓶内二次発酵によるやさしい泡と、澄んだ酸、わずかな塩味を含むミネラル感。 |
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100%グルナッシュの自然派赤ワイン。とろけるような舌触り、穏やかな果実味、スパイスとミネラルが静かに広がる、繊細でエレガントな1本。 |