Le vigneron - 生産者情報
レ・テット・ナット・オランジュ(LES TETES NAT' ORANGE)は、フレッシュなワインを追求する4人のパートナーシップ、レ・テットにより製造されています。彼らは自然なワインと地元トゥーレーヌへの愛情を共有しており、フレッシュで風味豊かなワイン製造を目指しています。ドメーヌ・デ・オー・ベニューを切り盛りするニコラとフィリップ。そして彼らと15年来の友人でベルギーで人気のナチュラル志向なレストラン・バーを経営するバティストとヴィヴィアン。この4人組が生み出したのは、これまでのワイン造りの概念を覆したものでした。
彼ら4人の生産に対する姿勢は、近年の気候変動に対応するために様々な地域と品種を組み合わせてワインを作るというものです。ここ数年生産者たちが頭を抱えているのは環境問題。異常な暑さと乾燥によってブドウの仕上がりがここ数年変化してきているため、アルコール度数が上がってしまうのです。また、地元ロワールのぶどうだけでは表現できない、フレッシュ感や飲みやすさを補うためにはフランスのあらゆる地域の様々な品種をアッサンブラージュすることで、自分たちが目座す味を表現すると共に、気候の変化に対応するための策でもあるのです。
Description ‐ ワインの味わい、ブドウについて
『ペット・ナット』(泡のナチュラルワイン)ならず、自分達のグループ名をとって『テット・ナット』と名付けた言葉遊びにくすっとしてしまう一本。レ・テットのワインに流れる、エレガントで風味豊かな柑橘系の苦味が感じられる、という共通点を感じていただける一本です。
レ・テット・ナット・オランジュは、コロンバール、ミュスカデル、モーザックのブドウ品種から作られたスパークリングオレンジワインで、色鮮やかなフレッシュなグレープフルーツ、杏子、ミラベルの香りが感じられます。適度な酸と柔らかなタンニン、ミネラル感がフィニッシュに残り、バランスの良いワインです。除梗したブドウをステンレスタンクで10日間マセラションしたのち、瓶内で8ヶ月間シュール・リー熟成させて作り出されます。そしてSO2は一切無添加で、全て自然な味わいが楽しめます。
Région - 生産地について
レ・テット・ナット・オランジュは、ロワール地方にて生産されています。平均樹齢40年のコロンバール、ミュスカデル、モーザック品種のブドウから作られています。ブドウ畑は粘土石灰質の土壌にあり、各品種の良さを最大限に引き出すために10日間マセラションし、その後瓶内で8ヶ月間シュール・リー熟成させています。
Dégustation avec Fromage‐ チーズとのペアリング
レ・テット・ナット・オランジュはそのエレガントさから様々な料理と良く合いますが、特に柑橘を添えた白身魚のカルパッチョと相性が良いです。その爽やかさが料理の風味を引き立て、食事を一層楽しむことができます。また、和食との相性も抜群で、多彩な酸味と旨みが日本食の繊細な味わいを活かします。
チーズに合わせるならまた、グリュイエールやコンテなど、旨味成分がしっかり感じられるセミハードからハードタイプがおすすめです。