Présentation- ブルー・デ・コース(Bleu des Causses)とは
ロックフォールに似た外観、ブルーム色のナチュラルな外皮、アイボリー色のペーストにとろけるような食感と、ブルーチーズらしいコクのある味わいが特徴です。直径20cm、高さ8~10cm、2~3kgの平たい筒状になっています。
羊乳でつくられる「ロックフォールの牛乳版」と呼ばれているのも、同じアヴェロン地方の中心部コースの湿原地帯から、アヴェロン地方北部とロゼール地方の豊かな牧草地にて搾乳された牛乳から作られていることによるものです。
この地方の特色である石灰岩の岩盤に掘られた自然熟成庫で北側に向けて熟成することで、新鮮で湿度の高い気流がフルーリンを介して流れ、青カビの発育を促します。
Histoire- ブルー・デ・コースの歴史
厳しい気候を持つ湿原と岩山の多い地でブルー・デ・コースは生まれましたが、もともと、コースの各地に点在する小さな酪農家が、牛乳と羊乳、あるいは牛乳だけでブルーチーズを製造していたことが起源とされています。これらのブルーチーズは、今も新鮮で湿度の高い気流が流れる石灰岩の岩盤に掘られた天然のセラーで熟成されています。
1925年、ロックフォールがAOCに認定されたことで、「ロックフォール」という言葉を失ったブルー・デ・コースの生産者たちは、組合を設立して製造基準を定め、「アヴェロンのブルー」さらに、「コースのブルー」が誕生し、ついに1953年11月にブルー・デ・コースはAOCとして認定されました。
さらに、1979年6月8日の法令により、ブルー・デ・コースの原産地呼称が認定され牛乳の採取地とチーズの生産地が決められ、1996年に、AOP(保護原産地呼称)認定されました。
Accord mets et vins- ブルー・デ・コースのレシピと一緒に飲みたい美味しいワイン
ブルー・デ・コースは、アペリティフからデザートまで楽しむことができる万能チーズ。盛り合わせはもちろん、料理のレシピにもよく合い、ナッツ入りの田舎パンに乗せてもおいしくいただけます。
どんなワインでも合いますが、ミュスカなどの自然派甘口ワインや、コート・ド・ベルジュラックのモエルーなどの特定の甘口ワインは、そのアロマにチーズがよく合います。
Recette - オススメレシピ
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