ゴルゴンゾーラは何の乳?
ゴルゴンゾーラチーズの由来
ゴルゴンゾーラは、イタリアを代表する青カビチーズの一つであり、白カビチーズであるカマンベールやブリーに比べ、独特の風味が特徴です。その香りや味わいは、好き嫌いが分かれることもありますが、一度その魅力にハマると、手放せなくなるほどです。ゴルゴンゾーラチーズは、何の乳で作られているのでしょうか。また、その歴史や特徴についても、詳しく見ていきましょう。
ゴルゴンゾーラチーズの原料は牛乳
ゴルゴンゾーラチーズの原料となる乳は、牛乳です。イタリア北部のピエモンテ州とロンバルディア州で生産される高品質な牛乳が使用されます。また、チーズ作りに最適な牛乳の脂肪分を含む部分を使うことで、濃厚でクリーミーな風味が引き出されるのです。そのため、青カビチーズの中でも特に人気があり、世界中で愛されています。
ゴルゴンゾーラチーズの歴史
ゴルゴンゾーラチーズの歴史は、9世紀から11世紀にかけてさかのぼり、イタリアのゴルゴンゾーラ村で誕生したとされています。当時、村で生産される牛乳が商人によって運ばれ、その途中で乳にカビが生えてしまうことがありました。ところが、このカビによって乳が固まることを発見し、逆に風味豊かなチーズができることが分かり、これを利用した青カビチーズが誕生したと言われています。以来、品質の高いゴルゴンゾーラチーズが作られることが伝統となり、現代に至っています。
ゴルゴンゾーラチーズの特徴
ゴルゴンゾーラチーズは、2種類に大別できます。まず、ゴルゴンゾーラ・ドルチェと呼ばれるもので、熟成期間が短いため柔らかく、クリーミーでマイルドな風味が特徴です。一方、ゴルゴンゾーラ・ピカンテは、熟成期間が長いため、よりカビの風味が強く、スパイシーでパンチの効いた味わいが楽しめます。どちらも琴線に触れるバランスに仕上がっており、様々な料理に多用されます。
ゴルゴンゾーラチーズの食べ方と料理
ゴルゴンゾーラチーズは、そのまま食べても美味しいですが、料理に使うと、さらに美味しさが引き立ちます。例えば、パスタにクリームソースとゴルゴンゾーラチーズを組み合わせることで、コクのある風味が加わり、格別な味わいに仕上がります。また、くずれやすいチーズのため、サラダやピザのトッピングに使うこともよくあります。その他、果物やナッツのお供にして、ワインと一緒に楽しむことも、おすすめです。
最後に
以上でご紹介したように、ゴルゴンゾーラチーズは、イタリアの牛乳を原料として作られる青カビチーズであり、その歴史や種類によって多彩な味わいがあることがわかりました。是非、ちょっとしたお土産やご自宅用に、様々な種類のゴルゴンゾーラチーズをお試しください。多彩な風味は、きっとあなたの味覚を満足させてくれることでしょう。